no.E-2254
本体サイズ:約196× 98 cm(フリンジは含まれません)
部族・産地:バルーチ
色とりどりの花をイメージしたような模様がたくさん織られているバルーチラグ。鮮やかなカラーが多い反面、全体は色褪せたようなアンティーク感があり、目を引く存在の絨毯ですが、なぜか落ち着いた雰囲気の一枚です。
長辺200㎝ほどある大きめサイズのトライバルラグは3人掛けソファの前にちょうど良いお部屋敷きサイズ。
<トライバルラグとは>
トライバル(tribal)とは「部族の」という意味です。トライバルラグは「部族民の絨毯」ということになります。いろいろな部族の手織り絨毯を総称してこの名前が使われています。トライバルラグの中に代表的なもので「バルーチ」「トルクメン」「シラーズ」などがあります。
■バルーチ
「バルーチ族」はイランとアフガニスタンの国境地区に住み、絨毯の製造や農業、羊やヤギの飼育で生計を立てています。色は暗めの赤、青、黒、茶色が多くみられ、模様は曲線的な木の模様と幾何学模様が多いのが特徴です。細かくしなやかで薄めが特徴でもあります。
■トルクメン
「トルクメン族」はイラン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、アフガニスタンなど、色々な場所で織っています。部族紋章のような「ギュル模様」を反復して使用されているのが特徴的です。
■シラーズ
シラーズは街の名前から付けられています。織っているのは「ギャッベ」を織る遊牧民で有名な「カシュガイ族」です。部族紋章のような「ギュル模様」を反復して使用されているのが特徴的です。模様は、大半のものが中央に1つまたは複数のメダリオン(ひし形)がデザインされています。赤色のベースが多く、花や鳥などの動物モチーフもよく見られます。
■ヤラメ
ヤラメとは、ギャッベを織るカシュガイ族の中で早い段階で定住生活に入ったグループを指しています。イスファハンからシラーズの間のエリアに多く暮らしています。幾何学な文様と色彩、毛足が短く滑らかな触り心地が特徴です。
■シルジャン
イラン中南部の街、シルジャンが絨毯の名前になっています。シルジャン周辺には「アフシャル族」が暮らしており、その女性達が織った絨毯です。赤と濃い青色を使うことが多く、幾何学的な模様が一般的です。高密なものが多く、手触り感の良い絨毯が特徴的です。
<お手入れ方法>
ウールの油分を取り除いていないので、汚れが付きにくい絨毯です。
・普段は掃除機でごみを吸い取る程度で十分です。毛足の流れる方向に沿ってかけてください。
・飲み物などをこぼしてしまった時は、擦らずに吸水性の高い布やティッシュなどで濡れた部分をおさえ水気を吸い取ってください。
・ある程度水気を取り除いたらよく絞ったタオルでたたいて汚れを落としてください。
・それでも汚れや匂いが気になる時は・・・
①薄めたウール用洗剤かシャンプーをスポンジに含ませ泡立てる。
②汚れの上に泡を乗せ、毛足の方向に沿って濡れたタオルで叩く。
③固く絞ったタオルでしっかりと泡を拭き取る。
④風通しの良い場所で十分に乾かす。
※使わずにしまいっぱなしにすることが絨毯にとって一番良くないことです。
毎日踏んであげる事が絨毯を永く持たせる秘訣にもなります。
それでも、どうしても長期保管しなくてはならないような時は、通気性の悪いビニールなどで包まず、シーツなど通気性の良いもので埃が付かないようにし、防虫剤を入れて保管してください。
●お色味について
・お客様のPCモニターによって、画像の色が実物と異なって見える場合がございます。
・商品画像は、できる限り実物の色に近づけるよう撮影しておりますが、照明などにより実物と色味が異なって見える場合がございます。ご了承くださいませ。
◎表示価格は税込価格となります
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