トルコキリム　OLD（T009）

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 本体サイズ　約137 × 207 cm（フリンジは含まれません）
産地　　トルコ・コンヤ
年代　　1950-1960年代


トルコ内陸アナトリア地方の都市で、セルジューク王朝の首都であるコンヤという産地で作られたオールドキリムです。
こちらの商品は、大きなミフラーブがデザインされている一枚。ミフラーブとは、モスク（イスラム教の礼拝堂）にあるアーチ状の窪みのことをさし、聖地メッカの方向にある壁に装飾したミフラーブを設けて、これを礼拝の目印にしています。
礼拝用のキリムには、この文様のあるものがよく使用されています。
ミフラーブのサイドにある２本の木のモチーフは、「生命の樹」と呼ばれています。「子孫の繁栄」などの意味が込められており、イスラム思想に基づいた美しいデザインとなっています。また、ミフラーブと「生命の樹」のデザインは、オブルク・キリムと呼ばれ、コレクターの中でも愛され貴重とされているキリムです。

鮮やかながらどこかレトロな雰囲気があり、細やかなデザインが印象的です。ソファの前にアクセントラグとして敷いたり、ダイニングテーブルの下に敷くのもオススメです。

＜キリムとは＞
トルコ語で平織のことをさします。
キリムは、移動して生活する遊牧民が、自分たちの生活に使う敷物やテント、穀物や家財をを入れる袋などを作る目的で織り始めたものです。
「軽くて、携帯しやすく丈夫」なキリムは、まさに遊牧民にとってピッタリの特性を持っているのです。
キリムには、遊牧民の生活を象徴する様々な文様が織り込んであります。意味を知ると奥が深く、面白いです。
お好きな一枚を見つけてみてください。

＜年代ごとのキリムの特徴＞
・NEW（ニューキリム）
10～15年前に織られたキリムのことをさします。
比較的日の浅いキリムで、オールドキリムには見られない細やかで多彩な色使いに特徴があります。

・SEMI OLD KILIM（セミオールドキリム）
20～40年前に織られたキリムのことをさします。
オールドキリムよりも後に織られていたキリムで、少し織りの目も細やかなのが特徴です。

・OLD（オールドキリム）
40～100年前に織られたキリムのことをさします。
現存するものの中で、この時期に織られたものが最も多く、家庭用として実際に暮らしの中に取り入れられていたものがほとんどです。木箱に入れたり、壁掛けとして飾っていたり、大切に保管されていたものなのでとても綺麗な状態です。

・ANTIQUE（アンティークキリム）
100年以上前に織られたキリムのことをさします。
希少価値が高く、ミュージアムに展示されるものもあります。

●キリムのお手入れについて
普段のお手入れは掃除機をかけ、ホコリをよくとり、時々日陰で風を通す程度で十分です。
ご家庭で洗濯する場合は、ウール用の衣料用洗剤を使用し、水かぬるま湯にしばらく浸してから、手でやさしく押し洗いをします。初めて洗う場合は、必ず色落ちするかどうかを目立たないところでお試しください。


●お色味について
・お客様のPCモニターによって、画像の色が実物と異なって見える場合がございます。
・商品画像は、できる限り実物の色に近づけるよう撮影しておりますが、照明などにより実物と色味が異なって見える場合がございます。ご了承くださいませ。